ジキルとハイドな彼

「小鳥遊に君の部屋の鍵を渡してあるから、必要なものがあれば一緒にとりにいって」

今や私の部屋は立ち寄るのにもボディーガード付きという物騒な地帯になってしまったようだ。

今回押し入り強盗に入られたのも、聡の一件と何らかの関わりがあるのかしら。

色々妄想は膨らむが、今は余計な事はまだ聞かないでおこう。警察署に行けば何かきっとわかるはずだ。

「じゃあ、行ってくるね、終わったら連絡して。部屋にあるものは適当使ってもらっていいから」

コウはそう言い残すと、足早に部屋を後にした。

再びベッドに寝そべると微かにコロンの香りがして、私を切なくさせた。


それから、しばらくベッドでゴロゴロした後に、シャワーを浴びて、コウがわざわざ!持ってきてくれた服に着替える。

しかし、どれも部屋着のようなものばかりだったので、後で小鳥遊に言って着替えるために、自宅へ一旦連れて行ってもらおう。

ちなみにコウの選んだランジェリーは黒のシンプルなデザインが多かった。

こうゆうのがきっと好みなのだろう。

その後キッチンにある材料で適当にサンドイッチを作り、コーヒーを淹れた。

こんな寛いでいるなんて申し訳ない。

食事が終わり、13時まであと数分というところでインターフォンが鳴る。

エントランスを映すモニターには小鳥遊の顔が写っていた。

きたか…

セキュリティーを解除してやると、しばらくして玄関のチャイムがなる。

私は身仕度を整えコウの部屋を後にした。。