空き教室にいくと椅子にだらんと座るリキさん。 キャンディーをガリガリとする音だけが響く。 「今日も来れる?」 「なんでですか」 「この前襲われたらしいね?」 どうして知っている…。 返す言葉が見つからなくてじっとリキさんを見つめた。 「はは~そんなに見つめられてもね、繁華街だし耳に入るよ」 繁華街ってどうして知ってるの…。 「まぁ俺らも裏っちゃ裏の人間だからさ、そんな情報が入ってくるってわけ」