私に気付いた黒髪の人は言葉を交わしてくれた
「あ、こんばんは」
「息切れてるな、走ったのか」
「はい」
「どうして」
あなたに無償に会いたかったといえない
そんなエピソードもない。
この人が私に何かしたわけでもない
けどあの日掴まれた腕に振り返った私は謎のこの人に今日は無償に会いたかったのだ。
「来ないかと思っていた」
そう答えない私に話をつなげる黒髪の人
すれ違う人たちに私と黒髪の人を驚いている人が何人もいる
「今日は暇だったので」
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