いけてない私の育てかた

お化け屋敷係は前半と後半のグループに別れて所定の位置につく。私達は後半のグループなので楓達と合流してオリエンテーリングをする。

「楓、絶対手を離さないでよ!」

「ちょっとほのかあんたお化け屋敷係なんでしょ。何怖がってんのよ。」


「だってぇ~。お化けとか暗いのとか苦手なんだもん。

それにほらっ、なんであんなに木が揺れてるのよー。」

「風があるからに決まってるじゃない。」

すると向こうの方から バキッ!って音が聞こえてきた。


ギャーーーー


思わず楓にしがみつく。


「しっかりしなさい!他の班の誰かが木を踏んだだけでしょ!」


「そんなこと言ったってーー。」


今度は風が顔に当たる。


ひゃーーーー


両手で顔を隠してうずくまると、


「もー、しょうがないんだから。

ほらっ、しっかり立って。」


差し伸べられた手をぎゅっと握りながら何度もごめんね。ごめんね。と謝るわたし。