学校をほんの少し出たところで
「美稀!」
と、僕は声をかけられた。
「…あ。あんた…。」
「おかえり、美稀。」
「…なんで、僕の学校知ってんの。」
「婆さんからきいた。」
…お婆ちゃんは
僕のことをどこまでこいつに話したんだろう。
「美稀!」
と、僕は声をかけられた。
「…あ。あんた…。」
「おかえり、美稀。」
「…なんで、僕の学校知ってんの。」
「婆さんからきいた。」
…お婆ちゃんは
僕のことをどこまでこいつに話したんだろう。



