「…行ってきます。」 いつもの通り、鍵をかけて家を出る。 「…あ、そっか…、今日からバイト、行かなくていいんだけっけ…。」 昨夜、寝る前に あいつは僕にいった。 "これから金の心配はしなくていいから" って。