「美稀がそんな風に、異性の人を大切に想っているとこ、初めて見たし。そんな顔してる美稀も初めて見た。」 「……そんな、顔?」 「美稀わかんない?今、すっごい女の子の顔になってる。」 つん、と頬を突かれて 初めて自分の頬が熱くなっていたことに気づいた。