君=花=俺∗﹡

いつも通り竜夜の車に乗って

隣で煙草に火をつける姿を横目で見た。


「………美稀?」

「何。」

「……見すぎ。」


僕は急いで視線を逸らした。

正直言うと、竜夜の煙草を吸う姿は

悔しいけどかっこよくて。


ついつい見てしまうっていうのが、本音だった。