君=花=俺∗﹡

「美稀、なんかしたいことある?」

「………別に。」

「じゃあ、オムライス食いに行こ。そっから、ちょっとだけ街歩いて、イルミネーション見に行こ。」

「……うん。」


僕が素直に頷くと

驚いたような顔をして、竜夜は僕を見た。


「人ごみ嫌いだから嫌、とか言われるかと思った。」

「………今日はいい。…クリスマス、なんでしょ。」