君=花=俺∗﹡

「……俺が、そばにいるから。」


なんども言ったこの言葉を

もう1度眠っている美稀にかける。


「……独りに、しないでっ…。」


閉じている目からこぼれ落ちた涙を指でぬぐって

俺は、柔らかい美稀の髪を撫でた。