君=花=俺∗﹡

繋いでいる竜夜の手から

僕の手をすっぽり包むように、体温が伝わってくる。


「美稀、なんか食いたいもんある?」

「……りんご飴。」

「あれ、甘いの嫌いじゃなかったっけ?」

「……りんご飴は、好き。」


そっか、と言って僕の手を引く竜夜を見ると

ほんの少しだけ楽しくなってきている

自分がいた。