「くるの?竜夜さん。」

「……別に。」

「そっかー、くるのかー。じゃあ今年は、私がボディーガードにならなくても大丈夫だね。」


美沙は、はぁ、と大げさにため息をつくと

竜夜さんに美稀とられたー、と

隣で呟いていた。


「……美沙、別行動するの?」

「嘘だよ。一緒にいるって。」