「…あっそ。」 思わず顔を背けたけれど 誰かがそう言ってくれることが、嬉しかった。 絶対なんてないってわかっているのに それでも、嬉しかった。 「……美稀。」 「…何。」 「……今日の夜はオムライスな。」