「…ただいまー。」 学校がおわって家に帰ると リビングからいつものように竜夜が 顔を覗かせた。 「おかえり、美稀。」 「…ただいま。」 ぽんぽん、と座っているソファーの隣を叩く竜夜をスルーして 僕は部屋に戻った。