「みーきーっっ。」

「…美沙、おはよ。」

「おはよっ。」


美沙は相変わらず

学校まで遠回りな、僕の家の前を通って

学校へ行く。


ずっと前に理由をきいたことがあるけれど

"美稀と一緒に行きたいから"

の一点張りだった。