君=花=俺∗﹡

「ほら、波の音。きこえる?」

「…うん。」

「見えなくても、潮の匂いすんだろ?」


竜夜は、歩いてる間

ずっと僕に話しかけていた。


「足元、気をつけろよ?」

「…ん、大丈夫。」


僕と竜夜は、海岸際の岩に腰をかけた。