「…竜夜、言い忘れてた。」
「ん…?」
「僕、夜盲症だから。…暗いとこ、見えない。」
「ふーん。…んじゃあ、ずっとこのまんまな。」
竜夜は握った手に
少し力をこめた。
「ま、最初から離す気なんかないけど。」
いたずらっぽく笑った竜夜の顔が
月明かりに照らされて
ぼんやり僕の目に映った。
「ん…?」
「僕、夜盲症だから。…暗いとこ、見えない。」
「ふーん。…んじゃあ、ずっとこのまんまな。」
竜夜は握った手に
少し力をこめた。
「ま、最初から離す気なんかないけど。」
いたずらっぽく笑った竜夜の顔が
月明かりに照らされて
ぼんやり僕の目に映った。



