返事、早く言わなきゃ…そう思っていると


「ごめんね? この子は僕と帰るんだ」


聞き慣れた声が、その誘いを断った。


「こ、紺野先輩!?」


先輩の登場で、男の子はこの場から足早にいなくなってしまった。