ワンコ系男子になつかれた!?

「すいません。先輩…無理矢理」

私を無理に連れて来たこと気にしてたのか。

「別に」

私は、その場に座った。

「神楽君も座ったら」

「あ、はい」

神楽君は、笑顔で私の隣に座った。

「今日の朝も言ったけど私恋人がいるの」

「はい。前から知ってました」

前から?私は、首を傾げた。

「でも諦めきれないんです」

そんなことを言われても…

「俺のこと好きになってください」

私は、神楽君の表情にドキっとした。

何で私のことなんか…こんな最低な女

「ゆっくりでいいんで考えてください」

神楽君は、さっきの真剣な顔と違って
優しいえがおで笑った。