「お腹すいた」

昼休みになり麻友子は、お弁当を持って
私の席に来た。

「どこで食べる?」

「んー屋上静かでいいよね」

「じゃ屋上行こっか」

私もお弁当を持って席を立った時

「梨央」

同じクラスの子に呼ばれ扉に目をやった。

「梨央先輩」

朝告白してきた神楽君が笑顔で手を振ってきた。

な、何でいるの?

3年のクラスに1年なんて来ないから皆驚いてこっち見てる。

もう凄く目立ってるし。

私は、神楽君の所に行った。

「なにか用?」

「はい。一緒にお昼食べましょ」

神楽君が笑顔で言うもんだから「はぁー」とため息を吐いた。