今日は梨央の受験の日だ。

俺は梨央なら大丈夫ってLINEを送った。

梨央なら大丈夫。あんなに勉強してたんだから。

「今日梨央先輩居ないからお前静かだな」

爽太は俺の席の前に座った。

「うるせぇ。ほっとけ」

「でもさ梨央先輩この街から出て行くんだろ?遠距離恋愛になっちまうじゃん。
お前大丈夫なの?」

爽太は俺のこと心配してるんだろう。

口には出さないけど。


「大丈夫に決まってるだろ。俺小6の時から梨央が好きだったんだ。あの時は不安だったけど今俺は梨央と付き合ってる。
あの時に比べたら大丈夫だ」

片思いしてた時間は本当に辛かったから。