「俺は、梨央が大好きなんだ。あんたは梨央よりも勝ってると思ってるみたいだけどあんたなんか梨央の足元にもおよばねぇよ」

「な、なによ。私のどこがいけないのよ」

「そんなの俺が知るか。俺は梨央しか見えてないから」

蒼は、さらっと口に出したけど私の顔は真っ赤で恥ずかしい。

「わ、分かったわよ。あんたと会うことはもうないわ」

麗華は、ものすごい剣幕で帰っていった。

「蒼ありがとう」

私は、蒼にお礼を言った。

「もう大丈夫だから」

蒼は、私の頭を撫でた。

それだけでホッとする。