私は、蒼を部屋に入れた。

「明日麗華とちゃんと話すから一緒に来てもらいたいの」

「うん。分かった」

「蒼が側に居てくれたら私大丈夫だから」

蒼が側に居てくれてるって思うだけで心強い。

「でも無理しないで。俺が隣に居るんだから困った時は俺を頼って」

「うん」

蒼が家に帰ったあと私は麗華にメールした。

明日同じ公園で会うことになった。

「私を呼び出して話ってなに?」

麗華の声を聞くだけで体が震える。

大丈夫。私には蒼がついてる。

私が想ったことが通じたのか私の手を優しく握ってくれた。