ワンコ系男子になつかれた!?

鈴木先輩は、帰り道が反対方向らしく梨央にお礼を言って帰っていった。

よかった。帰り道までも一緒じゃなくて…

優しい梨央のことだから一緒に帰ろって
言うだろうし…

二人っきりの時間を邪魔されたくない。

俺は、梨央の手を握った。

「ごめんね。退屈だったでしょ」

梨央は、申し訳なさそうに言った。

謝らなくていいのに。

「ううん。真剣に勉強してる梨央の姿なんて見れないから楽しかった」

「そう?ならいいんだけど」

「梨央は、大学どうするの?」

「私は、教育学部がある大学に行こうかなって」

「教師になりたいの?」

「うん」

教師か。梨央に似合う。