「陽翔どうしたの?」

私が陽翔の袖を引っ張って尋ねると陽翔は、笑顔で「何でもないよ」って答える。

「梨央帰ろ」

陽翔は、私の手を繋いだ。

「じゃあな。後輩君」

陽翔は、私の手を引っ張って歩き出した。

神楽君の横に居た子可愛い子だった。

あんな子が神楽君には、お似合いなんだろうな。

「…央…梨央」

「え」

私は、陽翔に呼ばれてることに気づき顔を上げた。