「あのーこれから私達と遊びません?」

陽翔ナンパされてる。

「悪いけど俺彼女いるんで」

「え、そうなんだ。でも彼女さん大したことないんでしょ」

私は、大したことないと言われカチンときた。

「いや、すげぇ可愛いけど」

陽翔は、サラッとそんなことを言ったけど私は、内心嬉しかった。

「梨央」

陽翔は、私に気づき手を振ってきた。

私も陽翔に手を振り返した。

「な、なんだ。大したことないじゃない。
もういいや。行こ」

女子数名は、何処かに行ってしまった。

なにあれ…凄いムカつく。

「今の気にすんなよ」

気にすんなって言われても気にするよ。

可愛いなんて思ってないけどさ。

可愛いなんて言ってくれるの陽翔くらいだし。

でもそれでいいんだけど。