「あ、そうそう。この学校に梨央も通ってるんだろ」

は?なんでそんなこと知ってるんだ。

「梨央の中学の同級生に聞いたんだけどさ
まさかお前も一緒だとは、おもわなかよ」

まじかよ。最悪だ…俺が話す前にバレたくない。

「もしかして梨央に会ったか」

「あのさ兄貴俺梨央と付き合ってるんだ」

「へぇお前梨央のこと好きだったのか」

兄貴笑ってるけど目が笑ってない。

「頼むから梨央には会わないでほしい」

俺は、頭を下げた。

「なんでお前に頼まれないといけねぇの」

「兄貴が梨央に酷いことしたの忘れたわけじゃないよな」

そうだったら無神経だ。

「忘れねぇよ。ずっと後悔してた…許されるならもう一度やり直したい…悪いけどお前のこと祝福出来ない」

そう言って兄貴は、教室から出て行った。