ワンコ系男子になつかれた!?

そう言ってくれるのは、嬉しいけどここじゃ目立つ。

陽翔は、付き合う前からモテていた。

私は、麻友子に手を振って陽翔の手を引っ張って歩き出した。

「何か怒ってる?梨央」

「怒ってはないけど陽翔目立つんだから」

「ごめん」

陽翔は、悲しそうに謝った。

「でも来てくれて嬉しかった。ありがとう」

私がそう言うと笑顔で私の頭を嬉しそうに撫でた。

陽翔は、私とは別の高校に通ってる。

「梨央映画観ない?」

「映画?」

「観たいのあるって言ってたろ」

「え、いいの?でも陽翔ラブストーリー
苦手だよね」

苦手なら無理しなくてもいいのに。

「まあ…でも人気だし気になってたから」

「ありがとう。陽翔」

陽翔は、照れながら私の手を握った。