私は、また未羽さんに呼び出された。

またなんか言われるの?

「梨央先輩酷いこと言ってごめんなさい」

え、噓…謝った。

「二人は、本当に思いあってるんだなって分かりました」

なんだ。未羽さんいい子じゃん。

「でもあの蒼君の目には痺れました。もっと睨んでほしかったのに」

え?今なんて…

「あの目で睨まれたらたまらないです。
本当素敵ですよね。蒼君」

いや…なんかこの子変。

こんな可愛い子ちゃんなのに…

未羽さんが目を輝かせながら言うから何も言えなかった。

「それじゃ梨央先輩失礼します」

未羽さんは、頭を下げて行ってしまった。

うーん。なんかよく分からなかったけど
謝ってくれたからいいかな。