ワンコ系男子になつかれた!?

「駅前にさクレープ屋出来たんだけど
行かない?」

放課後になり麻友子に誘われた。

「ごめん。用事があって」

「彼氏さん?」

「うん」

「そっか。残念…また今度行こうね」

私は、笑顔で頷いた。

途中まで麻友子と帰ることにした。

校門の前が騒がしいことに気づいた。

「なにあれ?」

「さあ?」

私と麻友子は、自分に関係ないと思って歩き出した。

「梨央」

私は、誰かに呼ばれた。呼ばれた方を見ると恋人の園田陽翔が居た。

「え、何で陽翔が」

女子に囲まれていたのは、陽翔だった。

「待ち合わせここじゃないよね」

「梨央驚かしたくて…迎えに来た」

彼は、ニコっと笑った。

「だからって」

「って本当は、梨央に早く会いたくてさ」

陽翔は、照れながら言った。