あたしの流星

くろさき、ちひろ。






先生の、名前。






「まぁ、俺も今年から教員になったわけで、だから全部が初めてのことだけど、なんとなく頑張るからよろしくな」







「なんだよ、先生、なんとなくって!」







「もっと締めて行こうか!」








キャッキャ騒ぐ男子の声と、うっとり先生に釘付けの女子たち。







まただ。






またなにか、冷たいものがあたしの中に流れてくる。







これは……なに?








なんであたし、先生の顔見られないの?