妖怪 ~覚醒&狙われた桜姫~

「ふぅ…凪。俺の名前を教えてやる。」

「はい…」

「俺の名は青龍(せいりゅう)だ。」

「せい…りゅう、様。」

「なんだ?」


「私たちの関係はどうだったのでしょうか…お教えくださいませんか?」

「あぁ…。俺たちは婚約してたんだ。」

「えぇっ!?」

「婚約して何が悪い?」

「いえ…ただ、その婚約者になりきれるかどうか…」



「そんなことは考えなくてもいい。俺に身をまけせておけばな。」

「青龍様。お優しいのですね…。私、未来から来たのに、いろいろと申し訳ないです。」

「さ、まずは髪を整えるぞ。」

「はい…」

「凪は俺のそばにいてくれるだけで…いいのだ。それだけで…幸せだ。」

そう言って私の髪に優しいキスを落とした