朝、家を出て学校に向かって歩いていると 「さーら!おっはよ!」 「あ。真珠。おはよう。」 「ねぇ、沙羅......」 真珠は中学生の時に私の学校に転校してきて、人を信じられなくなった、私の側にいつでもいてくれた。 高校を受験するときも、 “私は沙羅と同じ高校じゃなきゃやだ!” と、泣きながら言ってくれた。 それに、 “沙羅が笑うまでずっと一緒にいるから!” と断言までしてくれた。