ふと立ち止まって、浅葱色の空をながめながら、常磐色の髪紐に触れてみた。 暖かさに包まれた気がした。 一さんかな、と直感的に感じた。 心の中でつぶやいた。 話したいこと、たくさんあるんだよ 剣道で優勝したこと 社会の幕末の範囲の小テストで満点をとったこと こうして毎日あなたがくれた常磐色の髪紐を使っているということ……。 できるだけ、早く会いに来てね? 寂しいから。