メモリップ

あたしは香織先輩を憎んでいた。


彼は あたしにとって、十年越しの幼馴染みの関係の末に告白した、あたしの初恋の相手だった。


彼女は当然 あたしが彼の元カノである事など知らない。


口紅を付けない理由なんて、あたしは本当は察していた。


彼が死んだ時期からずっとなんだもん。


きっと沢山キスとかしてたんだろうなって、心の中で想像しては、腸が煮えくり返る想いだった。


あ、そう言えば今、思い出した。


ちょうど昨日は彼の、四十九日だったのか・・・



でも



あたしには、関係ないっか。