急いで行ったにもかかわらず、知冬はもう来ていた。 「朝陽、こっち!」 「え、?ちょ、」 腕を掴まれた。 その身体のどこにそんな力があるの?ってくらいに、グイグイ引っ張られた。 「ね、ちょ・・っと痛っ!」 だんだんと茂みの奥に入っていく。 「何処行くの?ねえ、知冬!」 「この奥。」 ニコッといつもの愛らしい笑顔で笑う。 ・・・いつもの、知冬なのに・・・。 なんだか、別人で。