「お願い・・・お願いします・・・。どうか、この街から・・・」 食べ物もろくに配給されず。 不衛生な生活を強いられる。 生きた心地がしない毎日。 楽しいことなんか、ひとつもない。 俺の両親も海斗の両親もも今日の地震で壊れた家の下敷きになって死んだ。 毎日毎日たくさんの人が死ぬ。 それでも、この街の人々はいなくならない。 毎日毎日、死んだ分だけ、人が来る。 政府によって送られた「捨てられ人」 身分的に低い人たち。 すでに、病気のひとたち。 捨てられた人間のたまり場がここだった。