また、いつものようにストバス広場へ行った私達。



「・・・また・・?」



「ちょっと、昨日よりひどいよ?」




昨日より、ゴミの量が増えている。



なんで、ストバス広場に・・・。



「ちっくしょ!バスケできねぇじゃねえかよ!」



「・・・それよりも、この落書き。」



あ・・・。泰樹・・怒ってる。


目が怖い。

表情ではわかんないけど、キれてる。



「この落書き、なんで俺等の実名でてるんだ?」



あ・・・そういえば・・・。



ストバス広場は、みんなが自由に使えて私たちだけが使っているわけではないのに・・・なんでだ?




しかも、よくみれば『泰樹』の名前がでてない。


バカと書かれているのは、私と海斗の名前だけ。


『死ね』は知冬の名前。



・・・酷い話だ。



「・・・なあ、見張らねぇ?」



「え?」



握り拳を突き上げて、海斗が叫んだ



「俺のバスケをする場所奪いやがってェええ!ぜって捕まえてやる!」