「あのね、海斗・・・」 「自転車。」 「え?」 「後ろ、乗れよ。」 異常なくらいに寂しく笑った海斗。 そのまま、どこかに行っちゃいそうで・・・怖かった。 「どこ、行きたい?」 「・・・え・・・」 「スキなとこ、連れいってやる。」 「・・・そしたら・・」 河原。 あの、カエル岩の前。 そう言ったら 「まかせとけ!」 そう言って、こぎ出した。 トンッと海斗の背中に、頭をくっつける。 目をつぶる。