ぼくのまわりにいる悪い人とぼくの中にいる悪い人

『なんかあったんすか?』


『そうとう灰色の銭が動いてた時期があったんだよ、内の事務所に結構貢いでくれたからなぁ』



和人さんの事だから期待しないで待つか…


疲れた。


最近まともに寝てない。


…今日は早く寝よう

部屋に戻り、シャワーを浴びた。


浴びながら仕事も中途半端になってんな…
明日午前中に片付けるか。


バスタオルで頭を拭きつつ、リビングに行く…



『おう!』



『…なんでお前いんだよ…今日早く寝たいんだけど』


『だってママがさぁ、今日店開けないって言うんだもん、暇じゃん』


『…』


『いいよ、寝な』


言われなくても寝る。


本当に疲れていたのだろう。
爆睡…



気が付いた時は明るくなっていた。


そして、気が付いた時は横に弥生が寝ていた。


更に気が付いた時、ぼくはソファーに移動していた。


…キッチンで弥生がガタガタやっている。

『おはよー』


『あっ、おはっ、丁度できるよ、あとベーコン焼いてやるか…顔洗ってきなよ』


歯磨き
洗顔


朝飯はできていた。
納豆が出ていたがネギがない。


納豆にはネギでしょう。