久しぶりにミンクで飲んだからか、それとも弥生と飲んでるからか、結構ハイペースになっている事に気付く。酔うと幸子!と言ってしまい弥生に、踵で足を踏まれる。
弥生の本名は店の中でもママしか知らない。ママでさえ幸子という名前は忘れてるかもしれない。
さっき入って来た中年親父はママが相手をしている。
弥生が突然言い出した。
『あの端っこにすわってる客…初めてだと思うけど、どっかで見た事あんだよねー…』
ん…?
『え?お前も?』
『ぶん太も?』
『気のせいだと思ったけど幸子が』
言いかけた所でまた足を踏まれた…ヒールで!
大分酔っ払っている、と判断された。
勝手に『ママーぶん太さんお愛想でーす』
弥生ではなくサツキとママが見送りに出てきた。
『ぶんちゃん気を付けて帰ってよ!』
『ごちそうさまでした』
ミンクに初めて来た時ぼったくられたが、何故?なのか。
単純にママの嫌いなタイプの客だったらしい。
弥生もその時は他の客に付いていて、ぼくの事は紹介しなかった。そんな昔の思い出している時だ、携帯が鳴った。
弥生だ。
『ぶん太、思い出したよ』
『ん?何が?』
『さっきの中年親父』
弥生の本名は店の中でもママしか知らない。ママでさえ幸子という名前は忘れてるかもしれない。
さっき入って来た中年親父はママが相手をしている。
弥生が突然言い出した。
『あの端っこにすわってる客…初めてだと思うけど、どっかで見た事あんだよねー…』
ん…?
『え?お前も?』
『ぶん太も?』
『気のせいだと思ったけど幸子が』
言いかけた所でまた足を踏まれた…ヒールで!
大分酔っ払っている、と判断された。
勝手に『ママーぶん太さんお愛想でーす』
弥生ではなくサツキとママが見送りに出てきた。
『ぶんちゃん気を付けて帰ってよ!』
『ごちそうさまでした』
ミンクに初めて来た時ぼったくられたが、何故?なのか。
単純にママの嫌いなタイプの客だったらしい。
弥生もその時は他の客に付いていて、ぼくの事は紹介しなかった。そんな昔の思い出している時だ、携帯が鳴った。
弥生だ。
『ぶん太、思い出したよ』
『ん?何が?』
『さっきの中年親父』

