ぼくのまわりにいる悪い人とぼくの中にいる悪い人

…空港に着いた。

まだ会長は来てないようだ。


健にもう1回電話しとくか…


『何時位すか?羽田』


『ん~…7時位かな…健、わりぃけどあんま収穫なかったな、会長とは仲良くなったけど』


『まぁいいんじゃないすか、それより弥生さん電話したほうがいいっすよ』


…弥生に電話ってのもなぁ…

だいたい…なにを怒ってんのかも訳わかんねぇーし…



『兄さん!行こか?』


『あっどうも、いいんすか?チケットまで』


『ひとりで行くところやったからなぁ、暇つぶしや、気にせんとき』



会長は出発までの間に聞いてきた。

『あんた結局何しにきたん?』


ぼくは話した。
やんちゃでやりたい放題でやってきた。周りの人間達は変わりはじめてきている。

もっと真面目に人間をやらなきゃいけないんじゃないのか…更正しなきゃいけないんじゃないのか…

『わしん所へ来たかて、なんも勉強にはならへんやろ、所詮は極道もんやさかいな…』


『それにやな…真面目に、言うけどどっからが真面目やねん、あんたの商売真面目にやっとったら10億からの金動かさなもうからんで』

『そやから中途半端はあかんねん』