これは、とある少年の物語。


5年前、大きな事故が起こりました。

家族の中で唯一助かったのが少年だけでした。

少年は自分だけ助かったのが悔しくて、

「みんな壊れてしまえばいい…!!」

と願ってしまったのです。

「…ほんとにみんな壊してしまってもいい の?」

上を見ると女の人がにっこり笑っていました。