ドロップは涙味

「…確かに私、小説以外に興味を持たない。」

「…。」

「圭、別れよ。私、もう興味が無くなったの。」

「日向…お前…」

圭は絶句して、私を見つめる。

「じゃあね」

軽く頭を下げて、駅のホームへ向かう。

私には、小説なの…。



コートの裾を、ギュッと握りしめた。