目の前の君。





ガチャ


「ぷはあ。気持ちいい」


ドン



え?


誰かいるよね?


私の伯父が理事長だから、私は
屋上入いれてるけど

普通はここ使えないんだよ?



「誰だろう。まっ、いっか。」


「おー、弁当うまそう。」

わ!は?誰!!

「だ、誰ですか!!」

「まー、だれでもいいじゃん」




よくないわ。


「2-4橋下裕斗((hashishitayuuto))」


同い年だ。聞いたことないなあ。


「だって俺授業ほぼ出てねえし」


は!心よまれた!!!!!


「そ、そうなんだ。
何で授業でないの?」

「めんどくせえーから」


「は、はあ。
てか、屋上の鍵はなぜ?」

「親が理事長と知り合い」


「へ、へぇ。」


「それより弁当くれよ。」


「嫌です。」


「卵焼きもらい〜」


「な、な!!」


「ちょーうめえ!
お前の母ちゃん天才だな!」

ドキン
なんだろう嬉しい


「こ、これ自分で作りました。」


「へぇ、そーなんだ。
お前すげーな!」

ドキンドキン
胸が高鳴る。

「あ、ありがとう。」


「おう。」


「あ、チャイムなる!
し、失礼します。」