喜びを無くした少女 上


咲「着いた。」

そこは、高い門が堂々と立ちはだかっていた。

約3mくらいだろうか。

まぁ、大した事はない。

私等ならやれる。

私は、自分に言い聞かせる。

そして、

咲「行くよっ!」

ーヒョイッ

3mくらいの門を飛び越えた。

なーんだ。

どうってこと無いじゃん。

季「総長。今調べたんですけど、下っ端連れて来たほうがいいと思いますよ。」

雷龍閃の倉庫に入る前に、急に言ったのは、夜蓮だった。

咲「今さら何言ってるのよ。もう遅いわ。」

私は、呆れ気味に言う。

だが、夜蓮は、真剣な眼差しで私を見る。

夜蓮。

季「僕は、下っ端連れて来たほうがいいと思います。」

夜蓮は、さっきより強めに言った。

夜蓮の情報はほぼ確実に当たる。

ぅーん。

かと言って今連れてきても、時間がない。

このまま、バレずに隠れていれば、なんとか下っ端が来るまでは耐えられるだろう。

でも、このまま、バレてしまったら終わりだ。

どうすればいい?

1回戻るか。

で、もう一度作戦を練るか。

よし。

咲「1回戻ろう。」

季「僕は、そうした方がいいと思います。」

智「せやな。戻ろう。」

そうして、私達は一度帰ることにした。