しばらくして、穂や空たちが来た。

光「ぉい!はぁはぁはぁ。季蓮!咲羅は!?無事なのか!?」

季「今手術中です。1、2時間待ってるんですが、まだ。」

亮「咲羅…。俺さ、また、またやっちゃった。また大切な人傷つけちゃった。俺…俺…っ!」

季「亮一、落ち着いてください。今はそんなこと言っている場合ではありません。また次、チャンスはいくらでもあるんですから。咲羅がそんなことを思ってほしいと思っているとは思えません。あの時は、僕も取り荒らしていましたが、咲羅ならきっと大丈夫です。」

亮「どこからそんな自信が湧いてくるんだよ!?咲羅、死ぬかも知れねぇんだぞ!?」

季「んなこと…わかってんだよ!!てめぇよりわかってんだよ!!俺は咲羅をガキの頃から見てきたんだよ!!んなこと、俺が一番わかってんだよ!!」

気づけば、俺は亮一に怒鳴っていた。

皆、初めて俺が敬語じゃなくましてや怒鳴ることのない俺が怒鳴ったのでびっくりしていた。

亮「……ごめん。ちょっと外出てくる。」

そう言って亮一は出て行ってしまった。

はぁ…。

何やってんだよ俺。

ごめんな。亮一。咲羅。