信じる気持ち

あたしはコクリと頷いた。

「もうこんなことなんかで誰も死なせたくないんですよ。だから俺にあなたを守らせる権利をください。必ず守ってみせますから。」

そう言い抱きしめてくれた。あたしは久々に人のぬくもりに触れた気がした。

「まぁ拒否はさせませんけど」
そして子供のように笑った。