「相変わらずだな。」


少し笑いを含みながら言ってきたのは
篠原 悠哉(しのはら ゆうや)。その手にはホウキとチリトリが持たれている。


私の幼なじみ兼、親友。そしてライバルでもある悠哉はいつも手伝ってくれる。


「そんなこと言ってさー、悠哉も早く体育館行きたいだけでしょ」



私、姫川 悠華(ひめかわ ゆうか)は
バスケ部に所属している自他共に認めるバスケ馬鹿です。


そして幼なじみの悠哉もバスケ部に所属している。