「え、ブスじゃん」
最初に放った第一声がこれ
わたしの性格の悪さと悪意に満ち溢れている
ただごく自然に喉元からでかかった言葉 悪意なんてゼロだった


「口が悪いよ笑」

正直そのときは勝てる気しかなかった 何ていったってわたしは今まで血の滲むような努力をしてきた

男にもてたくてもてたくて
研究に研究を重ね自分はなにが似合うか徹底的に調べ実行し今に至る そして成果もでてる

謎の自信に満ち溢れていたそのときのわたしはあんな子にまけるわけはない そう思ってた